喜水雑記

日頃のゲームについてちょこちょこ書くメモみたいなもの

【大会構築記事】MIX BATTLE CUP Bグループ第1試合 喜水VS鏡音吹雪

 今回は本格的にポケモン勢らしい事やっていきますよ。どうも喜水です。

①MIX BATTLE CUPについて

 俺はこの度、閏冬月氏(@uruufuyutuki)主催の大会、「MIX BATTLE CUP」において運営兼選手として参加させていただいています。MIX BATTLE CUP(以下・MBC)の詳しいルールについては閏冬月氏のブログを参照下さい。

uruufuyutsuki370.hatenablog.com

 一応俺からもざっくりと説明させてもらうと、

ドラフト形式で6パートナーズを決定します

対戦直前に相手パーティーから1体チョイスし、相手のチョイスと交換します

自分が育成したポケモン5体+交換で来たポケモン1体でバトルします

って感じですね。相手パーティーに対するメタも張りつつ自分のポケモンが奪われた時にそのポケモンが重くないようにパーティーを組むのが今大会のキモです。主催の閏氏は、「相手のメタを張りながら自分にもメタを張る。矛盾しているようなメタゲームがテーマのルール」と話してました。

 そのMBCにおいて、俺はドラフト1巡目統括兼ドラフト2巡目以後指名順決定役兼予選Bブロック運営を任されています。最も、前者の仕事はもう終了していますが。1巡目ドラフトの様子が見たいという物好きの人のために、その時のキャスのアーカイブを貼っておきますね。この時はキャスまだマシだったんだけどなぁ

twitcasting.tv

 一方俺は選手でもあるので、参加者10人の中で優勝狙って頑張っていく所存です。

 ②VS鑑音吹雪氏 事前考察

 さて、9/27(木)23:00ごろにBブロック最初の試合となる、喜水VS鑑音吹雪氏の試合が行われました。今回は、その試合に当たって俺が鑑音吹雪氏(以下・吹雪氏)に対してどんなメタを張っていたのか、当日どういう思考で動いて結果どうなったのか、っていうのを書いていこうと思います。

 

 とりあえず、吹雪氏(@fubukikagamine)について軽く紹介しましょう。

 彼はYouTubeで動画を投稿しているポケモンゆっくり実況者の方で、相棒はエルレイド。「エルレイダー」と名乗っていますね。師匠は今は亡き秋雨秋風氏とのこと。投稿頻度はあまり高くないですが、編集の大変なゆっくり実況を自分で作って投稿できるって普通にすごいと思います。この記事の最後の方に吹雪氏のチャンネル貼っておくんで、チャンネル登録してあげて下さい。俺とは今回が初絡みで、当然の如く対戦も初めてです。因みに名前の読み方は「かがみねふぶき」です。なんでそんなの紹介するかって?俺が初見で名字読めなかったからだよ言わせんな

 

 さて、そんな吹雪氏と俺のパートナーズを見ながらメタ張りしていきましょう。尚、パートナーズ画像は運営の1人・遊城海斗氏(@Yuugi_kaito)が作成しています。

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 俺がマンダミミッキュクレセ霊獣ボルトクモバナ、吹雪氏がエルレイドドランポリ2テテフカットムナット、ですね。まず見比べて思った事を書いていきますか。

1.エルレイドは出てこない(確信)

 エルレイドの天敵たるミミッキュと威嚇込みで冷パン持ちでも起点に舞えるボーマンダが共存する俺のパートナーズ。おまけに剣の舞叩き落とすでもない限り受けきれるクレセリアエスパー技がなければ弱点が付かれず宿り木等で粘れるフシギバナもいる。っていうか全員格闘半減以下。エルレイダー相手には悪いですが、エルレイドはこの段階で選出から切ってもいいと判断しました。

2.どのポケモンも刺せそうで刺しきれない

 こちら視点での基本的なパーティー相性はかなり良さそうではあるんだけど、どのポケモンにも明確に苦手なポケモンがいるので止められる可能性もある、と感じてました。具体的には以下の通り。

ボーマンダ←ポリゴン2

ミミッキュヒードランナットレイ

クレセリアヒードランナットレイ(めざ炎不採用時)

ボルトロス←スカーフカプ・テテフナットレイ(気合玉不採用時)エルレイド

オニシズクモ←ポリゴン2、ナットレイ

フシギバナカプ・テテフナットレイ(めざ炎不採用時)エルレイド

 なんやこのナットレイ率。うちのパートナーズはナットレイにイキリオタクされるために組まれた訳じゃないんだぞこの野郎。・・・とまあ暴言はさておき、要するに愚直な構成にするとナットレイが重めって訳ですね。

3.ナットレイ対策に技スペ割く必要がある

 弱点を突かないとなかなか落ちないのがナットレイというポケモン。しかしこちらはパーティーメンバーを直接的には変えられないため、役割破壊技を仕込む必要があります。対策手段としてはバナクレセのめざ炎・ボルトの気合玉(と焼き尽くす)・マンダの放射/大文字・ミミッキュの呪い。奇策で行くなら身代わり熱湯オニシズクモ。対策手段自体は豊富だがナットばかり意識すると他に足元を掬われる。どうしよっかな。

 

 とまあ、細かいことは置いておいて大まかにはこんな感じでした。

 

 次に、どのポケモンを奪うかを決めます。先にそれを決定することで、そのポケモンの対策を完全に切った上でパーティーを組むことができますからちょっと楽ですよね。

 と言っても、ここまでの文をきっちり読んでくださっている方なら俺と同じ結論に至ると思います。こちらのパーティーナットレイが面倒なら、ナットレイを相手パーティーからそもそも外せばいいんです。という訳で、奪うポケモンナットレイに決定。これで炎技をわざわざ搭載する必要がなくなりましたね。一応エルレイドを奪って一致格闘技でナットレイを縛るっていう手もありましたが、格闘弱点3体等倍1体という吹雪氏のパーティーと全員格闘半減以下というこちらのパーティーを見ると、格闘技を切った構成にしてくる可能性が高いと思ったのでそれはやめました。

 ついでに吹雪氏がどれを取ってくるかも少し予想してみました。こちらと同じような考え方をしている場合は双方にブッ刺さっているフシギバナ。バナの選出を咎めたいと考えるならばバナ(とクモ)の天敵であるボーマンダエルレイドを意地でも通そうとしているのならエルレイドの障壁となるボーマンダミミッキュ。といったところでしょうかね。2体分の選出を一度に押さえつけられてかつエルレイドの通り道も少し開くことができるボーマンダが有力かな、なんて考えてました。

③パーティー構成

 これらを踏まえた上でパーティーを組みます。という訳で組んだパーティーの大まかな概要はこんな感じです。

・HDS慎重メガボーマンダ

・HAS陽気霊Zミミッキュ

・HB図太いゴツメクレセリア

CDS臆病格闘Zボルトロス

・HA意地鉢巻オニシズクモ

・HD生意気両刀メガフシギバナ

 今回の構築のテーマは、「バナクレセで受けきって隙有らばクモで殴る」。今回はフシギバナにポリ2ドラン絶対倒すマンになってもらい、バナの無理なメンツをクレセで受けきれるようにしました。1体ずつ紹介していきましょう。

 

メガフシギバナ(NN:ガマゲロゲ)

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性格:生意気

努力値:252-0-4-0-252-0

実数値:187-120-144-142-189-90

持ち物:フシギバナイト

特性:葉緑素→厚い脂肪

技構成:ヘドロ爆弾/光合成毒々地震

 

 今回の構築の主軸となる、毒々・地震搭載特殊受けメガフシギバナ。毒々を搭載することでポリ2に対して滅法強くなり、地震を仕込んでドランへの有効打点を確保しました。

 地震のダメージを底上げするために性格はD↑S↓の生意気を選択特に調整する必要がなさそうだった事からHDに特化しました。毒々と地震以外の2技は相手と自分両方のパーティーに一貫するヘドロ爆弾と安定した回復技になる光合成にすることで、地雷寄りながら安定性のあるポケモンに仕上がりました。

 メインの役割対象はドランとポリ2。前者にはメガ前に炎技を叩き込まれるかDダウンを引きまくること、後者にはCの上がった状態でサイキネ・サイコショックを打たれるか凍らされるか麻痺バグを引きまくる以外負け筋が無いです。他にも相手パーティーならばカットム、こちらならミミッキュクレセリアボルトロスオニシズクモに強いと超絶ブッ刺さり。例え相手にマンダが渡ろうがクレセリアがいるので、バナ自体が奪われない限り絶対に選出する予定でした

 NNは地震が使えるカエル、というところから。

 

クレセリア(NN:ミラー)

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性格:図太い

努力値:220-0-252-36-0-0

実数値:223-/-189-100-150-105

持ち物:ゴツゴツメット

特性:浮遊

技構成:月の光/毒々/冷凍ビーム/トリックルーム

 

 バナの負担軽減と受けられないポケモンを受けるためのトリル搭載HBクレセリア。テテフとボーマンダとついでにエルレイドに対する明確な回答になります。

 性格・努力値・持ち物はテンプレそのまんま。今回のクレセの役割的にこれが1番いいと考えて採用しています。ただ、対戦が終わってから考えてみればゴツメは食べ残しでも支障なかったかもしれませんね。技は回復技の月の光、安定したダメージソースの毒々、ボルトマンダの処理速度を早めつつもこちらのバナやクモには通らない冷凍ビーム。ラストはクモのサポート兼マンダ対面で羽で粘らせないためのトリックルームにしました。

 バナ1体で見れる相手が多い分役割集中で倒される恐れもあるため、バナの負担を軽減するためのもう1体の受け要員です。また、バナでは絶対に勝てないテテフとマンダエスパー技持ちのエルレイドに非常に強いので、それらを止める役割も担っています。パーティー最後の砦として、こちらも絶対に出すぐらいの気持ちでした

 NNは吹雪氏の名前から拝借。

 

オニシズクモ(NN:ヨシミズ)

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性格:意地っ張り

努力値:252-252-4-0-0-0

実数値:175-134-113-/-152-62

持ち物:拘り鉢巻

特性:水泡

技構成:アクアブレイク/吸血/ねばねばネット/毒々

 

 バナクレセで疲弊した相手パーティーをクレセのトリルから一気に壊滅に追い込む、HA特化鉢巻の我が相棒。NNも俺自身の名を冠しています。

 こいつも性格・努力値・持ち物は鉢巻クモのテンプレそのまんま。実際鉢巻を持つならこれが1番扱いやすいと思います。ただ今回は特殊が多いからB4じゃなくてD4でも良かったかもしれないです。誤差ですけど。技は安心と信頼のアクブレ、体力確保も兼ねられる吸血。正直ここまでで型として成立してます(笑) 残りは味方のサポートにもなるねばねばネットとポリ2や相手に回ったクレセに負担をかけられる毒々を採用。ただクモが相手に回った時を考えると、カットム意識かつこちらには全く通らない毒突きの方が良かったですかね。

 トリル下ならばドラン・テテフ・ボルト・エルレイドにガン有利、カットム・ミミッキュ・クレセは不利に見えて実は単騎でもアクブレゴリ押しで突破可能、先に毒を入れておくとポリ2も強行突破可能。トリルがあれば実に8体に有利が取れるという怪物なので、その圧倒的火力で終盤のお掃除をしてもらうつもりでした。しかし、ナットレイを除く残りの2体・メガマンダとバナには絶対に勝てないのでこの2体が来たら選出は諦める方針。

 

 ここまでの3体が基本選出。残りの3体は基本的にはここまでの3体のうち誰かが取られた時に初めて選出が考慮されるポケモンたちです。

 

メガボーマンダ(NN:ふゆつき)

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性格:慎重

努力値:164-28-4-0-132-180

実数値:191-169-151-/-139-163

持ち物:ボーマンダナイト

特性:威嚇→スカイスキン

技構成:竜の舞/恩返し/羽休め/地震

 

 フシギバナが奪われるという緊急事態のために生み出されたもう1体のメガ枠にして変態型、慎重HDSメガボーマンダ。このパーティーに採用するためだけに厳選・育成しました。

 HDにこれでもかと割いたことで、カプ・テテフの特化ムーンフォース確定耐えという常識破りの特殊耐久を手に入れています。さらにはステルスロック+ポリゴン2の無補正無振り冷凍ビームを81.2%の確率で耐えるという芸当までやってのけます。AからDに更に24回せば乱数がもう1つズレたことがこの文を書いている最中に発覚したので、そっちの方が良かったですね。Sは最速エルレイド抜き。来ないと思っているとはいえ抜いておいて損はないので振っておきました。技はマンダのテンプレである竜舞恩返し羽地震。捨て身タックルは折角した耐久調整が崩れるので不採用です。竜舞を切って身代わりってのも考えたんですが、それだとスカーフ持ち相手に上から2発殴られて倒されるので諦めました。

 こいつの役割対象はテテフ・ドラン・カットム・バナエルレイド。滅茶苦茶振った耐久を盾に舞った上で次のターンに上がった火力で落としにかかる、というのが狙いです。ここまで火力落としてるから火力足りないのでは・・・と思いきやそこは天下の700族。1舞してしまえば役割対象全員恩返しか地震で確定1発です。素晴らしい。相手パーティーで勝てないのは毒々を持っている可能性の高いポリ2ですが、そこはボルトロスに任せれば問題なし。また火力を落としているというのも1つミソで、こいつは1舞してもクレセリアに確2を取れません。なので、仮に敵に回ったとしてもクレセリア後出しから余裕で受けることができます。味方に回れば強いけど敵に回すと楽勝で止まる、というのが面白いところです。こちらには見た目ではマンダに有利なボルトロスもいますしね。バナが敵に回った瞬間選出確定とし、大暴れを期待して育成した子です

 NNは「血塗られた赤い三日月」→月→閏冬月ってことでw

 

霊獣ボルトロス(NNなし)

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性格:臆病

努力値:36-0-12-132-116-212

実数値:159-/-92-182-115-162

持ち物:カクトウZ

特性:蓄電

技構成:10万ボルト/気合玉/ヘドロウェーブ/挑発

 こちらもフシギバナが奪われた時に選出するポケモン臆病CDS霊獣ボルトロス。今回のパーティー随一の不思議な調整を施された子です。

 特殊耐久とSはテテフを意識しており、それぞれテテフの特化フィールドサイキネ確定耐え最速テテフと同速としています。最速テテフ抜きではない理由と物理耐久についてはまた後程。技構成は汎用打点の10万、ドランとポリ2に打つ気合玉、カットムとテテフに打つヘドロウェーブ。ラストはどくまもドランとポリ2に刺さる挑発にしました。持ち物はドランとポリ2に対する大打点になるカクトウZを採用。メジャーなHB奇石ポリ2をZ気合玉+10万ボルトで倒すことが可能です。

 このボルトの役割対象はドラン・ポリ2・テテフ・カットム。高い特殊耐久を武器に彼らの攻撃を1発耐え、上から2発弱点攻撃を叩き込んで抉り飛ばすのが仕事。つまるところメガマンダが抜いていくための負担軽減が仕事ですね。ポリ2と対面するまではなるだけ気合玉を隠し、10万読みで受けだしてきたらその瞬間ジ・エンドという展開にしたいなって考えてました。まあ、実際はバナがいるうちはバナが飛んでくると思うので、そこを読んで上手く釣り交換を決めたいところです。因みにサイキネを搭載したところでバナには確3のため、どっちにせようちのバナには勝てません(苦笑)

 また、万が一オニシズクモが取られた時もボルトロスの出番。この構成ならナットレイoutオニシズクモinの相手パーティーにおいて、エルレイド以外全員に弱点がつけます。素晴らしい。オニシズクモがトリル下で火力の暴力で相手を捩じ伏せるなら、ボルトロスは非トリル下で技範囲の暴力で相手を殲滅。種族値と技範囲の暴力を押し付けて相手パーティーに負荷をかけにいくつもりでした

 NNがないのは中古ROMに入っていた個体だから。メインROMに持ってきたあとそのROMはデータリセットして周回用ROMになりました。

 

ミミッキュ(NN:フレンド)

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性格:陽気

努力値:116-132-4-0-4-252

実数値:145-127-101-/-126-162

持ち物:ゴーストZ

特性:化けの皮

技構成:シャドークロー/影打ち/トリックルーム/電磁波

 

 先の2体を見た後だとめっちゃまともな調整に見える、トリル採用陽気HAS霊Zミミッキュクレセリアが奪われた際に代わりにテテフの相手をするのが仕事です。

 H252メガエルレイドをZシャドークローで確定1発までで火力を留め、S特化。余りはHに振っています。これによりテテフの特化フィールドサイキネを確定で耐えることができるので、スカーフや襷にも負けません。残りの技には先制技の影打ちとクレセリアの代役ということでトリル。最後の枠に下手に毒や呪い・じゃれつくを入れると相手になった時に厄介になるので、どちらのパーティーに対しても影響の薄い電磁波を取り敢えず入れておきました。技忘れを使って空欄にしてもよかったかもしれないなぁ。

 また、このミミッキュとさっきのボルトロスには1つ仕掛けがあります。実は、ミミッキュのZシャドークロー+シャドークローでこちらのボルトロスがぴったり落ちるようにボルトロスの物理耐久を調整しました。更にミミッキュが最速というのもミソ。ミミッキュはテテフよりS種族値が1高いので、実質最速テテフ抜き調整になっています。つまり、こちらのボルトロスは絶対にミミッキュを抜けません。つまり、相手が仮にボルトロスを取ったとしてもミミッキュに絶対に勝てないように意図的に調整した、という訳です。因みにこれ、別にこんなまどろっこしいことしなくても上からぽかぼかフレンドタイムを打てば皮を失わずにやれます。が、あくまでもミミッキュの役割対象はテテフエルレイドであり、陽気A252ぽかぼかフレンドタイムではH252テテフが落とせないという理由での霊Z採用です。そこにボルトロスの方を合わせたって感じですね。

 因みに、剣舞がない上定数ダメージ技も持ち合わせていないため、クレセとバナには延々と麻痺バグさせる以外勝ち目がないです。このため、ミミッキュが相手に取られても全く怖くないというのがこのミミッキュの面白いところ。周りの環境を弄ってまでテテフ・ボルトエルレイドの排除のみに特化したのがこのミミッキュです

 NNはぽかぼかフレンドタイムから。

 

 以上が今回使用したパーティーです。選出としては、

1.基本・・・フシギバナクレセリア(ボルトが取られたら気分次第でミミッキュ)/オニシズクモ

2.オニシズクモが取られた場合・・・フシギバナクレセリアボルトロス

3.クレセリアが取られた場合・・・フシギバナミミッキュオニシズクモ

4.フシギバナが取られた場合・・・ボーマンダボルトロス/なんか

という感じで考えていました。

④対戦時の思考・対戦結果

 さて、ここからは対戦中の話です。

 交換の際に、俺は予定通りナットレイを選択。一方の吹雪氏はオニシズクモを選択しました。何が狙いなのかはよく分かりませんが、オニシズクモの超火力でパーティーが半壊するのを嫌ったのでしょうか。

 相棒を見送りつつ、これはバナクレセボルトの選出かなと考えていたのですが、送られて来たナットレイを見て考えが変わりました。それがこれ。

 

ナットレイ

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性格:勇敢

努力値:ほぼHA特化

持ち物:拘り鉢巻

特性:鉄の棘

技構成:ジャイロボール/パワーウィップ/叩き落とす/大爆発


 これ、めっちゃいいもの貰ったのでは?

 確かにこの型ならばバナ対面が不毛なものにならなくなるし、そもそもナットが有利なポケモンとの関係も対クレセ以外はそんなに変わらない。そのクレセは他のポケモンに任せると割り切ってしまえば、成る程確かに鉢巻型にするのも納得できる。なーるほどねぇぇ。全然考えてなかったなぁ。

 ・・・っていやそうじゃなくて。ナットレイは奪う前提だったから型考えてないのは当たり前であって。問題は、鉢巻ナットが相手パーティーに刺さっているのではないか、という話です。ポリ2の奇石が叩き落とすで落とせ、うちの相棒に対してはタイプ的に有利。カットムはめざ炎さえ搭載していなければ有効打が無いため殴り勝て、テテフは言わずもがな。ついでにエルレイドもトリル下ならジャイロで吹っ飛ばせる。抵抗手段皆無のヒードランに関してはメガバナのお得意様。という事は本来オニシズクモが選出される予定だった枠にこのナットレイを入れても支障は無い、と判断しました。

 というわけで予定変更。選出は先発クレセリア、裏にフシギバナナットレイとしました。相手のポケモンを利用して華麗に勝つってかっこいいしね。因みにこの際の直前考察時間は本来5分だったのですが、あみゅの大会動画の見過ぎで10分と勘違いして吹雪氏に通達、この記事を書き始めるまで気付きませんでした。この考え自体は3分で纏まってたから許してくださいお願いします。あみゅ許すまじ。


 さて対戦。初手にいきなりこの対戦最大のピンチがやってきます。下は初手対面のスクショです。

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突っ張りたくないのに引けない。

 クレセリアヒードランに対する有効打は一切持っていないため、どくまもドランを考えると毒読みですぐにでもフシギバナに引きたいんですよ。しかし、まだメガシンカしていないフシギバナは炎技を食らったら焼きガエルになってしまい、その瞬間ヒードラン突破不能で青ボタンを押さないといけなくなります。じゃあ中間択でナットレイに引けば?という話でもありますけど、そもそも初手から数的ディスアドバンテージを取る事自体痛いから避けたいんですよね。

 で、初手から90秒みっちり考えた結果フシギバナに交代。その結果がこちら。f:id:Yoshimizu:20180928213237j:plain

セーフ。(ただしこの後Dダウン引いた)

 かくして最初にして最大のピンチを乗り切った俺はその後、計画通りドランに地震で強襲を仕掛けた後裏にいたポリ2とオニシズクモを毒漬けにし、試合を終始優勢に進めました。

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 ↑対戦途中に余裕が出てきたので、毒でジリ貧の相棒を爆殺する様子。

 というわけでなんとなく察してもらえていると思いますが、この爆殺の後に最後に残ったポリ2の悪あがき(技じゃないよ)の後勝ちました。やったね。フシギバナ1体で相手の3体全員を完璧に封じることができクレセを絡めた事で過労死もなし。ナットレイでクモの鉢巻を叩き落としてクレセでも安定して受けられる盤石の状態を作れたのも良かったですね。自分で言うのもなんですが、初手で盛大に出し負けた以外は完璧な試合でした。


 対戦後に聞いた話ですが、ヒードランはオーバーヒート採用のチョッキだったみたいです(対戦中も薄々勘付いてたけど)。という事は最初の対面の完全回答は「突っ張って適当な技を打ちながら様子を見て、交代或いはオーバーヒートを見てから安全にフシギバナバック」でしたね。勝てたからいいものの、要らん橋を渡ってしまいました。まあマグスト毒まもドランだったらどれか技1つを見てからでは引くのが間に合わなかったので結果論ですけど。相手の型が分かっていないというあの状況下での最善手はナットレイバックからのフシギバナ死に出しでしたね。なんならナットじゃなくてボルトを出していればボルトバック→ドラン攻撃→Z気合玉(チョッキだから耐えられる)→ドラン攻撃(ボルト瀕死)→バナ降臨から無双って動きができてたので、結局最初の予定通りボルトを出せば良かったです。これがこの試合唯一の反省点ですかね。

⑤後記

 大会の初戦ってその後の調子に関わる大一番ですから、それを快勝で飾ることができたのは嬉しいですね。ここから波に乗ってポンポンポーンと4連勝してBブロック1位通過したいものです。次の対戦相手はせぶん氏(@best52057)。今後も本人の許可が取れれば各対戦についてまとめていきたいと思っています。

 最後になりましたが、今回対戦してくださった鑑音吹雪氏、対戦ありがとうございました!

 では今回はこのへんで。長文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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